薬剤師のキャリアプランをどう描くべきか

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薬剤師SALONです!

薬剤師としての経験を積みつつも、今後のキャリアに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
特に結婚や家庭など、プライベートも考えることが増え、収入やキャリアの将来性が気になる頃になったのではないでしょうか。

今回は、薬剤師が選べる具体的なキャリアパスや、それに向けてどのような準備が必要かを見ていきます。

のじま
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本記事では、

  • 薬剤師が選べる具体的なキャリアパス
  • それに向けてどのような準備が必要かを見ていきます。


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現職でキャリアアップを目指す方法

転職を考える前に、まずは現職でのキャリアアップの可能性を最大限に活用することも検討しましょう。
会社規模にもよりますが、どの会社もさまざまなキャリアパスが用意されており、次のようなステップアップを目指すことができます。

管理薬剤師や薬局長を目指す

調剤薬局でのキャリアアップの最初の目標は、管理薬剤師薬局長のポジションに昇進することです。
全国の調剤薬局における管理薬剤師の年収は、500万円〜700万円程度とされています。

Action
  • 上司に管理薬剤師や薬局長への昇進を目指している旨を伝え、会社や店舗ごとの具体的な目標設定を行いましょう。
  • スタッフマネジメントや店舗運営のスキルを磨くために、社内外の研修に積極的に参加することが大切です。

認定薬剤師資格の取得

認定薬剤師資格の取得は、現職での専門性を高め、給与や職場内での役割の強化が期待できます。
特に専門薬剤師の資格を持つことで、他の薬剤師との差別化が図れ、患者さんや医療従事者からの信頼も高まります
取得費用について、調剤報酬の加算に直結する研修認定薬剤師資格は取得費用を会社が負担してくれることが多いですが、それ以外の認定資格は負担しない会社がほとんどです。
しかし、ご自身で取得されたり、取得までの道のりの間に思いもよらない素敵な出会いが待ち受けており、取得費用以上のパフォーマンスが発揮されます。
専門性を高めたくなった際は積極的に行動し、資格取得されることをお勧めします。

Action
  • 認定薬剤師の資格要件や研修制度を確認し、興味のある専門分野での資格取得を目指しましょう。
  • 認定資格取得後は、社内外での評価が上がり、さらに責任のある業務を任される可能性が高まります。
  • 薬剤師SALON BLOG薬剤師の認定資格についての記事がたくさんあるので確認してください。

マネジメントスキルの向上

現職でキャリアアップを目指す際、調剤技術だけでなく、マネジメントスキルも重要です。
スタッフの教育やシフト管理、コスト面など、薬局の運営に深く関わるスキルを持つことで、薬局内でのリーダーシップを発揮できるようになります。
これにより、将来的にエリアマネージャーや本部職へのキャリアパスが開ける可能性があります。

Action
  • 社内のマネジメント研修や、外部のリーダーシッププログラムに参加し、運営スキルを習得しましょう。
  • 部下や同僚とのコミュニケーションを強化し、リーダーとしての信頼を築くことが大切です。


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薬剤師のキャリアの選択肢

薬剤師が選べる職場は薬局や病院だけにとどまりません。
以下、具体的な選択肢とその特徴を見ていきましょう。

調剤薬局

調剤薬局は、薬剤師にとって身近なキャリアパスですが、長期的な成長やキャリアアップを見込む場合、管理薬剤師や薬局長、エリアマネージャーといったポジションを目指すことが一般的です。
年収は経験により異なりますが、調剤薬局は全国平均で約500万円〜650万円程度です。
管理薬剤師以上のマネージャーのポジションになると800万円前後も可能です。

  • メリット
    安定した業務内容と柔軟な勤務形態。地域医療への貢献度が高い。
  • デメリット
    大幅な年収アップを狙うには、管理薬剤師や独立など特定のキャリアパスが必要。

ドラッグストア

ドラッグストアでは、調剤に加えてOTC医薬品の販売や店舗運営も行います。
特に大手チェーンでは、本人の能力次第でエリアマネージャーや本部職などへのキャリアアップの機会が豊富です。
管理薬剤師やエリアマネージャーの平均年収は600万円〜800万円とされており、調剤薬局よりも高収入を得ることが可能です。

  • メリット
    マネジメント経験を積みやすく、給与アップの機会が多い。
    特に大手チェーンでは社内昇進の機会も多い。
  • デメリット
    労働時間が長く、接客や店舗運営など幅広い業務をこなす必要がある。

病院

病院は、患者や医療者に対する直接的な薬物治療の指導を行う専門的な役割を担います。
特に、がん薬物療法専門薬剤師感染制御専門薬剤師などの専門資格を取得すれば、さらなるキャリアアップが可能です。
年収は450万円〜600万円ですが、資格を取得したり、主任や部長などを目指すことでさらに高い給与を期待できます。

  • メリット
    患者の治療に深く関わり、医療チームの一員としての貢献度が高い。
  • デメリット
    初任給はやや低く、シフト勤務や夜勤が発生する場合がある。

製薬会社

製薬会社でのキャリアには、MR(医薬情報担当者)や研究職、製造管理職など多岐にわたる選択肢があります。
特にMRは営業職として医療機関に対して医薬品情報の提供を行い、年収は経験次第で大きく変動しますが、500万円〜1,000万円が一般的です。
また、外資系製薬会社では年収が高くなる傾向があります。

  • メリット
    高収入を得やすく、グローバルなキャリアも視野に入る。
    目標をクリアできれば、自分のペース配分で働くことができる。
  • デメリット
    営業が苦手な方には不向き。

在宅医療

在宅医療では、自宅で治療を受ける患者に対して薬剤師が直接訪問し、服薬指導を行います。
調剤薬局のなかでも、在宅業務に特化した在宅専門薬局も増えてきています。
地域包括ケアの一環として、他職種との連携も求められ、薬剤師の職能を存分に発揮できる仕事です。
年収は450万円〜600万円程度で、特に地域密着型の働き方を重視する方に適しています
規模が大きい会社であれば、その先のマネージャー等のポジションもあることがあり、さらなるキャリアアップも可能です。

  • メリット
    地域医療に貢献し、患者との関係を深められる。
    医師をはじめ、多くの他職種と連携するため病院のような職能を活かせます。
    コミュニケーション能力の高い方にはうってつけです。
  • デメリット
    外部とのコミュニケーションが多いため、コミュニケーションが得意でない方にはおすすめできません。
    外に出ることが多いため、外出や移動が苦手な方には合いません。

キャリアアップに必要な資格とスキル

どのキャリアを選ぶにしても、資格の取得やスキルアップは必須です。

薬剤師の認定資格を持つことで専門性の高い薬剤師として活躍ができます。
資格を持っていることで年収に直結するケースは少ないですが、専門領域を扱うことが多い薬局や病院でマッチしやすく、社内での指導的立場や医師からの信頼を得られやすい等、給与以外でのメリットが大きいです。

他の記事でも薬剤師の認定資格について詳しく記載しておりますので、参考にご覧ください。

資格取得に加えて、マネジメントスキルやコミュニケーション能力の向上も、どの職場でも役立つスキルです。

情報収集と人脈の拡大

キャリアを考える上で、業界の最新情報の収集他の薬剤師との交流は欠かせません。
以下の方法で、情報収集と人脈の拡大を図りましょう。

  • SNSやオンラインコミュニティ
    LinkedInやX、Instagramを活用して、他業種で活躍する薬剤師とつながり、最新情報を得ることができます。
  • キャリア相談サービス
    専門の転職エージェントを利用することで、業界の動向や自分の市場価値を客観的に評価してもらえます。
  • このBLOGを運営している薬剤師SALONにもキャリア相談が可能です。お気軽にご相談ください。
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収入アップのための交渉術

年収を上げたいと考える場合、給与交渉のスキルは不可欠です。
転職や昇進のタイミングで、しっかりと自分の価値をアピールしましょう。
以下のポイントが重要です。

  • 業界相場の把握
  • 資格や実績のアピール
  • 転職エージェントの活用

業界相場の把握

同業他社や地域の相場を調査し、自分のスキルと経験がどれだけの価値を持つかを理解しましょう。
薬剤師は同じ業種でも地域により平均年収が異なります
現在のご自身の経験やスキル、働きたいエリアの状況を考慮した相場を把握し、期待値をすり合わせておくことで、無駄に期待したり過小評価することを防げます。

資格や実績のアピール

資格取得やこれまでの実績を具体的に示すことで、交渉の材料を増やします。
これまでやってきた業務でも、当たり前にやっていたことが他社では評価されたり、これまでやってこなかったことが他社では当たり前に求められたりします。
現在の自分の資格や実績を文字に起こす等整理しておきましょう。

転職エージェントの活用

転職エージェントは給与交渉に長けているため、交渉のアドバイスを受けることも効果的です。
他の多くの薬剤師や企業側の話をたくさん聞いているため、年収や業務内容の相場感を把握しています
相談することで、自分の現在の立ち位置や評価がわかります

まとめ

  • 現職でキャリアアップを検討する
    現在の職場で管理薬剤師や薬局長、マネージャーを目指し、認定資格やマネジメントスキルを習得することで昇進と収入アップが可能です。
  • 他業種の選択肢を検討する
    調剤薬局やドラッグストア、病院、製薬会社なども多様な選択肢があることを理解し、自分に合った職場を選びましょう。
  • 資格取得の重要性
    認定薬剤師などを取得して、専門性を高め、昇進や転職に備えましょう。
  • 情報収集と人脈作り
    SNSやキャリア相談を利用して、業界動向や転職の選択肢を知り、視野を広げましょう。
  • 収入アップのための行動をする
    給与交渉のタイミングを見極め、市場相場と自分のスキルを理解して交渉に挑みましょう。

薬剤師としてのキャリアをどのように描くかは、自分の目指すライフスタイルや価値観によって異なります。

現在の職場に留まるのか、他の会社や職種に転職するのかを決める前に、自己分析と情報収集を徹底しましょう

自分に合った働き方を見つけ、理想のキャリアを築いてください。

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